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【おしゃれ度UP】白無垢を着るときの飾り小物10選!色のイメージも解説

【おしゃれ度UP】白無垢を着るときの飾り小物10選!色のイメージも解説

「白無垢の小物にはどんなものがある?」
「それぞれの意味が知りたい」
「色小物のイメージを確認したい」
などと考えていませんか?

白無垢を着用する際は、さまざまな小物を身につけます。小物にはそれぞれ意味が込められており、理解することで白無垢を着用する大切さを感じられるでしょう。

また、小物に差し色を選ぶことで白無垢のアクセントになり、印象も変えられます。上手く活用して、白無垢をおしゃれに着こなすのがおすすめです。

この記事では、白無垢の小物について以下の内容を解説します。

  • 白無垢を着るときに身につける飾り小物・必須の小物
  • 小物を差し色にする際のイメージ
  • 白無垢・小物はレンタルがおすすめの理由

小物を上手く取り入れておしゃれに白無垢を着こなしたい方や、小物の意味を知って日本の伝統を感じながら挙式したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

白無垢を着るときに身につける飾り小物10選

白無垢を着るときに、飾りとして身につける小物を10種類紹介します。

  1. 帯締め(おびじめ)
  2. 帯揚げ(おびあげ)
  3. 抱帯(かかえおび)
  4. 懐剣(かいけん)
  5. 筥迫(はこせこ)
  6. 末広(すえひろ)
  7. 半衿(はんえり)
  8. 伊達衿(だてえり)
  9. 草履(ぞうり)
  10. 髪飾り

それぞれの特徴や役割を見てみましょう。 

1.帯締め(おびじめ)

帯締めは、帯の中心あたりを締める紐のことをいいます。着物を着用する際には必須の小物であり、装飾品の役割も果たします。

なお、白無垢の場合は「丸ぐけ」という、中に綿が入ったものを使用するのが一般的。丸ぐけには「永遠に続く幸せ」という意味もあります。

2.帯揚げ(おびあげ)

帯揚げは、帯枕(帯の形を作る補助小物)を包んで前で結ぶ布をいいます。「せおい揚げ」や「しょい揚げ」と呼ばれることも。

帯揚げには「子宝」の意味があり、巻いた帯の上を飾る装飾品としての役割もあります。

3.抱帯(かかえおび)

抱帯は、帯の下のほうで結ぶ平らな紐のことです。元々は、着物の裾をたくし上げたときに押さえるためのものでした。そのため「自由」を表すともいわれています。

白無垢を着用するとほぼ見えませんが、振り袖を着用する場合は装飾品としての役割も果たします。

4.懐剣(かいけん)

懐剣は、帯の左側に挿して飾る小物です。元々は、武家の女性が嫁ぐ際に護身用として懐に入れていたもの。「自分の実は自分で守る」という意味もあります。

その他、刀には神が宿ると言われることから「魔除け」の役割もあります。

白無垢には白い懐剣、色打掛や引き振袖なら着物に合った色柄のものを選ぶと良いでしょう。

5.筥迫(はこせこ)

筥迫は、刺繍や房が施された箱状の小物で、胸元の合わせに差し込んで飾るものです。元々は、武家の女性が身だしなみとしておしろいや紅筆などを入れて持ち歩く化粧ポーチのような役割でした。

現在では実用的なものではなく、装飾品として使われます。

6.末広(すえひろ)

末広は「扇子」のことです。末広がりの形状で、縁起がいい装飾品です。

扇子を広げるのはマナー違反なので、閉じたまま手に持ったり帯に挿して飾ったりします。面や房飾りは、着用する衣装に合わせた色を選ぶのが一般的です。

7.半衿(はんえり)

半衿は、長襦袢の衿に取り付けて汚れを防ぐために使われるものです。顔周りに近く、装飾品としても大きな役割を果たします。

縫い付けたり安全ピンで留めたりして固定します。

8.伊達衿(だてえり)

伊達衿は、襟の下に重ねて取り付け、何枚も着物を着用しているように見せるものです。「重ね衿」と呼ばれることもあります。

花嫁衣装は、元々三枚重ねで着用するしきたりがあったため、現在にも受け継がれています。白無垢の場合、伊達衿は掛下の衿に取り付けるのが一般的です。

9.草履(ぞうり)

白無垢を着用する場合は、礼装用のかかとが高い草履を履きます。かかとの高さは特に決められておらず、いくつか用意されていて新郎とのバランスを考えて選ぶこともあります。

草履を履いて長時間歩くことはほとんどないため、歩きやすさはあまり重視しないことがほとんどです。

10.髪飾り

白無垢を着用する場合の髪飾りには、いくつかの種類があります。

綿帽子

綿帽子は、額まで覆い隠す白い布で、白無垢のみ着用できる装飾品です。元々は、防寒や埃をよけるためのものでしたが、今では花嫁の装飾品として使われています。

文金高島田と呼ばれる日本髪に合わせるのが基本でしたが、洋髪と合わせる方も増えています。 

角隠し

角隠しは、帯状の白い布で頭に被ります。綿帽子は頭全体を覆いますが、角隠しは髪型や髪飾りが見える作りになっています。角隠しは、白無垢でも色打掛でも使える装飾品です。

簪(かんざし)・笄(こうがい)

簪(かんざし)は束ねた髪を固定するために使います。笄(こうがい)は、髷を束ねるために使われていました。どちらも日本髪に合う髪飾りです。

なお、先の尖ったものを髪に挿すのは、魔除けの意味も込められているといわれています。いろいろなデザインがあるので、好みのものを選びやすい髪飾りです。

白無垢を着るときに必須の小物6選

 白無垢には、必ず着用しなければならない小物があります。以下6つの小物を紹介します。

  1. 肌襦袢
  2. 帯枕・帯板
  3. 腰紐
  4. 伊達締め
  5. 打掛ベルト
  6. 足袋

それぞれどのような役割なのか見てみましょう。

1.肌襦袢

肌襦袢は、白無垢の一番下に着用する下着です。同様に下着の役割を果たす長襦袢は、肌襦袢の上に着用します。

長襦袢は見られてもいい下着で、絹で作られていることが多く、汚れるとお手入れが大変です。そのため、長襦袢が汗や皮脂で汚れないように、肌襦袢を着用します。

2.帯枕・帯板

帯枕と帯板は、掛下帯(打掛の下に用いる帯)を締める際に着用するものです。

帯枕は帯の形を整える小物で、背中側に取り付けます。帯板は、掛下帯を前後に挟んで締めるため、それぞれ「前板」後板」と呼ばれます。  

3.腰紐

腰紐は、その名の通り腰に結ぶ紐のことです。長襦袢や掛下、帯の仮止めなどに使います。着付けの方法や体型により必要な腰紐の本数は異なりますが、複数本必要になることがほとんどです。  

4.伊達締め

伊達締めは、腰紐で着付けた長襦袢や着物をさらに引き締めて留めるための下帯です。長襦袢と掛下に、それぞれ1本ずつ必要です。 

5.打掛ベルト

打掛ベルトは、白無垢や打掛を固定するために使います。着物の前が開いてしまわないように取り付け、着崩れを防止します。

打掛の上に留めて外から見える打掛ベルトの他に、内側に取り付けて外側から見えないようにする「コーリングベルト」というものも。どちらも同じ役割を果たします。

6.足袋

白無垢には白足袋を着用します。かかとには「こはぜ」と呼ばれる留め具がついています。4枚のこはぜが一般的ですが、婚礼衣装の場合は5枚のものを着用するのが正式です。

白無垢を飾る小物に差し色を選ぼう!それぞれイメージを紹介

白無垢に合わせる小物は、差し色を選ぶと印象がぐっと変わります。ここでは、6つのカラーを紹介します。

  1. ピンク
  2. ゴールド

白無垢をおしゃれに着こなしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.白

白無垢には、白い小物で統一するのが一般的です。白一色にまとめるのは、嫁ぎ先の家風に染まるという「純潔無垢」の意味が込められていました。

白一色といっても、刺繍の入り方や色味の違いなどを取り入れることで、おしゃれな着こなしが可能です。

2.ピンク

小物にピンクを選ぶと、柔らかく優しい印象になります。顔に近い部分にピンクの小物を取り入れれば、肌をキレイに見せる効果も期待できるでしょう。

可愛らしい雰囲気を目指したい方におすすめのカラーです。

3.赤

赤色を差し色に選ぶと、紅白でおめでたい雰囲気になります。赤と白の組み合わせは昔から親しまれている組み合わせなので、年配の方にも受け入れられやすいでしょう。

口紅も真っ赤なものを選ぶと、統一感がでて素敵な仕上がりになります。

4.緑

緑の小物は、ナチュラルな印象を与えます。緑の色合いによって印象が異なり、淡い色を選ぶと優しい雰囲気になります。

若葉をイメージさせる黄緑色は若々しさを感じられるでしょう。深みのある緑は上品で大人の雰囲気に仕上がります。 

5.青

青い差し色は、洗練されたイメージに仕上がります。エレガントな雰囲気を目指したい方におすすめ。青といっても、水色や紺色など選ぶ色味によって印象も異なります。なりたい雰囲気や、好みの色で選ぶといいでしょう。

6.ゴールド

ゴールドは決して派手ではなく、白無垢によく馴染みます。顔周りが明るく見えるので、キレイな写真を残せるのも嬉しいポイント。

金が差し色に入っていると華やかさがアップするので、お祝いの場にぴったりです。

白無垢や小物はレンタルをおすすめ!3つの理由

白無垢や小物1つずつ自分で揃えるのはなかなか大変です。必要なものが全て揃っているレンタルを利用するのがおすすめです。

レンタルの利用には、以下3つのメリットがあります。

  1. 種類が豊富
  2. 料金を抑えられる
  3. アフターケアが不要

1つずつ見てみましょう。

1.種類が豊富

レンタルショップには、たくさんの白無垢が揃っています。白無垢は、刺繍や色味、素材などで印象が大きく異なります。「白無垢を着たい」と考えても、色打掛やカラードレスなどと同様にたくさんの選択肢があるのです。

豊富な白無垢の中から、自分にぴったりの衣装を選ぶならレンタルがおすすめです。小物も揃っているので、白無垢に合わせながら最適な差し色を選べるでしょう。  

2.料金を抑えられる

白無垢は、決して安いものではありません。購入しても、着用するのは1回きりです。レンタルを利用すれば、料金を大幅に抑えることが可能です。小物もセットになっているプランを提供しているところなら、購入の手間も省けるでしょう。

元々購入を考えていた方も、レンタルを利用すれば浮いたお金で挙式を豪華にしたり、新婚旅行代に回したりできます。    

3.アフターケアが不要

白無垢をレンタルする場合、着用後はそのまま返却できるショップはたくさんあります。

着物のクリーニングや保管は、思いのほか気を使うもの。きちんとお手入れをしないと、着物をダメにしてしまうリスクも高まります。

使用後に返却するだけなら、手間をかけずに気軽に着用できるでしょう。 

白無垢をレンタルするならザ・キモノショップへ

 

白無垢を着用する際には、さまざまな小物を身につけます。実用的なものもあれば、装飾のために用いるものもあります。

小物が持つ意味を知った上で身につけると、より白無垢を着る喜びや結婚することへの実感が湧くでしょう。

挙式に白無垢の着用を考えているなら、小物もセットでレンタルできるザ・キモノショップをぜひご利用ください。着付けや必要な小物つきのプランを用意しているので、準備に手間をかける必要がありません。

白無垢だけでなくドレスとセットのプランもあるので、気になる方は気軽にお問い合わせください。