色打掛の人気色ランキング！着用ルールや選び方のポイント・レンタル方法も解説
「色打掛の選び方は？」
「どんなデザインが選ばれているのかを知りたい！」
「小物や髪型はどうすればいいの？レンタル方法は？」
このような悩みを抱えていないでしょうか。
色打掛は、花嫁が着用する伝統的な衣装です。白無垢と同様に格式の高い婚礼衣装とされており、挙式や披露宴でお色直しに選ばれています。しかし、着物は普段着用する機会が少ないため、どんな衣装を選べばいいのかわからず不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、色打掛の選び方について、以下の内容を解説します。
- 色打掛に込められた意味や着用ルール
- 選び方のポイントや人気カラー
- 髪型や小物・レンタル方法について
この記事を読むことで、他の衣装にはない華やかさや艶やかさが魅力の伝統衣装を、自信を持って選べるようになります。結婚式や披露宴で和装を考えているなら、ぜひ最後までお読みください。
色打掛とは？込められた意味や着用ルールを解説
色打掛は日本の伝統的な婚礼衣装の1つで、古くから結婚式などで着用されています。
- 色打掛に込められた意味
- 着用のルール
を順に確認していきましょう。
色打掛に込められた意味
色打掛は、もともと武家の女性が着用していた衣装ですが、江戸時代ごろからは、婚礼衣装として使われるようにもなり、現代では白無垢と同様、格式の高い正装として扱われています。
白無垢と色打掛には、それぞれ意味があり、まず白無垢は「嫁ぎ先の色に染まる」という意味が込められており、挙式で着用されることが多い衣装です。
一方、色打掛は白無垢の後に着用することから「嫁ぎ先の人になった」ことを表し、豪華な刺繍や箔が魅力で、結婚式を艶やかに彩ってくれます。花嫁が幸せになりますようにとの願いも込められており、結婚式や披露宴には欠かせない衣装です。
色打掛を着るときのルール
色打掛は、白無垢の後に着用するのがルールとされています。嫁ぎ先の色に染まったことを示す衣装のため、色打掛から白無垢にお色直しすることはタブーとされているのです。そのため、通常は白無垢を着用して挙式を行ったあと、披露宴などで色打掛へとお色直しします。
また色打掛は、白無垢と同様に格式の高い婚礼衣装とされているため、挙式で着用することもできます。挙式で白無垢を着用しない場合は、披露宴などで色打掛を着用すると良いでしょう。
色打掛の選び方と4つのポイント
色打掛の選び方は、大きく4つあります。
- 好きな色やなりたいイメージから選ぶ
- 試着して選ぶ
- 柄や生地から選ぶ
- 後ろ姿から選ぶ
ポイントに沿って、詳しく見ていきましょう。
1. 好きな色やなりたいイメージから選ぶ
色打掛はさまざまな色や柄があり、バリエーションが豊富です。そのため、お気に入りの1枚を選ぶのがとても難しく、花嫁を悩ませることも多い衣装です。最初は好きな色や理想の花嫁姿をイメージして、ベースの色から選んでみると良いでしょう。
お気に入りの1色から決めるのではなく、好きなカラー、気になるカラーを複数選んでおくと、似合う1枚が見つかりやすくなります。同じ色でも刺繍や箔の入り方で印象が異なるので、苦手な色もぜひ手に取って合わせてみると良いでしょう。
2. 試着して選ぶ
気になる色打掛が見つかったら、実際に試着してみて自分の雰囲気に合うかどうかをチェックしてみましょう。肌の色や顔立ちで似合う色打掛が変わるため、試着して選ぶと似合う衣装を選びやすくなります。手に取ったときと着用したときのイメージが変わる衣装もあるため、お気に入りの1枚が見つかった時も、試着してから決めると安心です。
苦手な色や合いそうにない色だと思っても、袖を通してみると予想以上に似合うことも多々あります。衣装選びのときは、ぜひたくさん試着してみてください。
3. 柄や生地から選ぶ
色打掛は、色だけでなく柄でも大きく印象が変わる衣装です。好きな柄や生地の見た目などから選ぶのも1つの方法です。柄の見え方や光沢のあるなしでも、違う印象に仕上がります。
背の高い人なら大柄のもの、小柄な人には柄が小さいものが合いやすいです。実際に試着してから選ぶと失敗しにくいため、袖を通しながら選んでいくと良いでしょう。
色打掛によく取り入れられている柄と、主な意味は以下の通りです。
| 花 | 桜…繁栄、五穀豊穣、幸せの始まり 牡丹…幸福、富貴、豊かさ 梅…美しさの象徴 菊…幸福の訪れ、邪気払い |
| 亀 | 不老不死、長寿 |
| 鶴 | 夫婦円満、長寿 |
| 花車 | 幸せを運ぶ |
| 蝶 | 夫婦円満、不老不死 |
| 流水・雲 | 永遠、幸せの前触れ |
| 七宝 | 円満、繁栄 |
4. 後ろ姿から選ぶ
色打掛を試着したときは、後ろ姿も写真に撮ってどう見られるか確認しておきましょう。色打掛は背面にも華やかな模様が配置されているので、色打掛を選ぶポイントになります。
挙式や披露宴では、参列者に後ろ姿を見られる場面も多いため、背面にこだわるのも良いでしょう。花婿と並んだ時のイメージもチェックしておくと、納得のいく1枚を選べるはずです。
色打掛ランキング上位のカラー5つを紹介！それぞれの意味も解説
色打掛にはさまざまな色がありますが、それぞれ色の持つ意味も知っておくと選びやすくなります。
ここからは、当サイトでアクセス数の多い人気のカラー5つを順に見ていきましょう。おすすめの色打掛もそれぞれ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
色打掛の王道カラー「赤」
色打掛の定番カラー「赤」は、白無垢から赤い打掛に着替えることで「生まれ変わり」を意味します。また魔除けの意味も込められており、神聖な色のひとつであることからも、根強い人気のある色です。
冬を乗り越えて可憐な花を咲かせる梅は、慶事の飾り物として用いられています。
さらに吉祥文様である鶴、菊、牡丹が大胆なタッチで描かれ、一層の豪華さを演出した、晴れの日にふさわしい色打掛です。
伝統の赤をおしゃれに着こなしたい人におすすめの1枚です。赤と黒のツートンカラーで、大人っぽく艶やかに見えるでしょう。
華やかさが際立つ「ゴールド」
華やかな印象に仕上がるゴールドは、赤と同様、神聖な色の1つです。縁起のいい色として知られており「豊穣」や「高貴」という意味もあります。花嫁衣裳のほとんどに取り入れられている色で、金地に他の色を組み合わせたものも多いです。
高級感がもっとも前面に出る色で、品のある豪華さも演出できるでしょう。
ゴールドにカラフルな花の文様をあしらい、華やかに仕上げた1枚。繊細な刺繍が随所にちりばめられていて、ゴージャスさが際立つ打掛です。
縁起のいい鶴や花々の色がゴールドによく映える、美しい色打掛。背面の飛翔する鶴の姿が花嫁をより美しく見せてくれる1枚です。
優しい雰囲気に仕上がる「ピンク」
花嫁の愛らしさや幸せな姿を際立たせるピンクは、赤に比べると優しい雰囲気になり、無邪気さや愛を想像させます。顔色を明るく見せる効果もあり、どなたにもおすすめできるカラーです。
白を基調にして、牡丹、桜、菊、紅葉など、四季折々の花を所狭しとあしらった、かわいらしく華やかな色打掛です。
可愛い打掛が苦手な花嫁でもおしゃれに着こなせます。可愛さの中にも、上品さが感じられる1枚です。
淡い桜色を基調にした、華やかな色打掛です。牡丹や梅、紅葉などの花々が花嫁のふんわりとした印象を引き立ててくれます。
凛とした姿が印象的な「黒」
豪華さや華やかさの中に、落ち着いたたたずまいが印象的に仕上がる黒は、格式のある色として扱われています。上品さや洗練された感じに仕上がり、花嫁の高貴さが際立ちます。華やかな雰囲気が苦手な人にもおすすめのカラーです。
黒をベースに豪華に刺繍を大胆にあしらい、シックに仕上げた1枚です。晴れの日を華やかに彩り、落ち着いた印象に仕上げてくれるでしょう。
格天井文をゴールドで豪華にあしらった色打掛です。幸せのシンボルである鳳凰が描かれ、きらびやかな中に落ち着いた雰囲気も感じられます。
爽やかなイメージ「青」
爽やかで清らかなイメージを持つ青色は、シックなブルーグレーなど、カラーバリエーションが豊かで、選ぶ色によって大きくイメージが変わります。
また「サムシングブルー」という言葉があり、結婚式で青色のものを身につけると幸せになれると言われているため、人気のカラーです。
ブルーグリーンやブルーグレーなどのくすんだシックな色に、紅色や橙色をポイントで使った落ち着いた色打掛です。スッキリと涼やかな印象を与えられます。
鶴などの古典的な柄と、明るめな青のカラーリングが特徴的な色打掛です。パッと見た印象で驚く方も多いですが、試着すると意外としっくりと馴染む、美しい衣装です。
色打掛に合わせる髪型やヘア小物
色打掛に合わせる髪型は特に決まりがなく、日本髪や新日本髪・洋髪など自由に選べます。洋髪も選べるため、お花やヘッドドレスを合わせるなど、ヘアアレンジを楽しめるのも色打掛の魅力です。
例えばかんざしは、日本髪だけでなく新日本髪や洋髪にも合わせられるため、和にも洋にもアレンジできます。髪型やヘア小物の選択の幅が広く、個性や自分らしさが楽しめるのも、色打掛が選ばれる理由の1つなのです。
なお、角隠しをする場合のみ、日本髪か新日本髪のどちらかを選びます。
色打掛のレンタル方法
色打掛は高額なことから、購入よりもレンタルを選ばれることが多い衣装です。式場や披露宴の会場や提携しているお店でレンタルする、もしくは外部でレンタルしたものを持ち込みましょう。
色や柄など、色打掛にもこだわりたい人には、レンタルしたものを持ち込む方法がおすすめです。豊富な色打掛から自分の気に入った1着、こだわりの衣装を選べるため、思い出に残る結婚式になるでしょう。
ザ・キモノショップでは、古典的な柄から最新のものまで、豊富なカラーの色打掛をご用意しています。小物のレンタルも可能で、プランも複数ご用意しておりますので、ぜひ一度試着してみてください。
結婚式や披露宴で色打掛を楽しもう！色や柄にこだわりたいならレンタルがおすすめ
結婚式や披露宴では、花嫁を艶やかに包む色打掛をぜひ着用してみてください。白無垢とはまた違う雰囲気になり、晴れの日を豊かに彩ってくれるはずです。
色や柄にこだわりたい、小物を工夫して個性を出したいなら、レンタルがおすすめです。ザ・キモノショップなら、人気のカラーから個性的な柄までたくさんの色打掛をご用意しておりますので、お気に入りの1枚がきっと見つかります。
経験豊かなアドバイザーがお似合いの1枚が見つかるまでサポートしますので、ぜひお気軽にご来店ください。