白無垢を披露宴で着るのはおかしい？着用のポイントやおすすめアレンジを紹介
「白無垢を披露宴で着てもいいの？」
「マナー違反ではない？」
「着るときの注意点やアレンジ方法が知りたい」
と考えていませんか。白無垢は挙式で着用するケースが多く、披露宴で着てもいいのか気になる方も多いでしょう。
挙式や披露宴にはさまざまなマナーがあるので、違反ではないのかも気になるポイントです。
今回は、白無垢を披露宴で着用したい方に向けて、以下の内容を解説します。
- 白無垢を披露宴で着ることについて
- メリット・デメリット
- 着用するときのおすすめのアレンジ
- よくある質問
希望を叶えて素敵な披露宴をおこないたいと考える方は、ぜひ最後までご覧ください。
白無垢を披露宴で着るのはおかしい？マナー違反ではない
白無垢は挙式に着用するのが一般的です。しかし、披露宴で白無垢を着ることは決しておかしいことはなく、またマナー違反でもありません。
白無垢で挙式した後に、そのまま入場してドレスにお色直しするのもいいでしょう。もちろん、挙式をウエディングドレスでおこない、白無垢にお色直しすることも可能です。
白無垢は自分の好きなタイミングで着用できるので、理想の挙式スタイルを叶えてみてください。
白無垢を披露宴で着用する3つのメリット
披露宴で白無垢を着ようか迷っている方に、着用するメリットを3つ紹介します。
- ドレスにお色直しすれば和装と洋装の両方を着用できる
- 挙式に出席していない人に白無垢姿を披露できる
- 選ぶ人が少ないからこそ一味違った披露宴になる
それぞれ見てみましょう。
ドレスにお色直しすれば和装と洋装の両方を着用できる
白無垢とウエディングドレス、どちらの衣装にも憧れを持つ花嫁さんは多いでしょう。白無垢で披露宴会場に入場してお色直しにドレスを選べば、和装も洋装も楽しめます。
花嫁さんの華やかな衣装は、披露宴を盛り上げる要素の1つです。前撮りや後撮りで白無垢を着用する方法もありますが、多くの人に見てもらえる披露宴で着るほうがより思い出に残るでしょう。
挙式に出席していない人に白無垢姿を披露できる
白無垢は挙式に着用するケースが多いものです。特に神前式の場合、神社によっては家族や近しい親族しか参加できないケースもあります。
披露宴で白無垢を着れば、挙式に参列できなかった親族や友人にも着用した姿を見てもらえます。参加してくれたゲストにとっても、思い出に残る披露宴になるでしょう。
選ぶ人が少ないからこそ一味違った披露宴になる
白無垢を披露宴で着るケースはそれほど多くないため、人と違うオリジナリティあふれる披露宴をおこないたい方におすすめです。
着用する衣装も披露宴のスタイルも、これといった決まりはありません。自分たちの希望ができるだけ叶う式になるように、計画を立ててみてください。
白無垢を披露宴で着用する3つのデメリット
白無垢を披露宴で着用するのは自由です。しかし、デメリットになる部分もあるのでチェックしておきましょう。
- 「白無垢はおかしい」と考える人が一定数いる
- 洋装から白無垢にお色直しする場合はゲストを待たせてしまう
- 白無垢は重いので動きにくい ・白無垢は重ね着するためかなりの重さがある
以上3つの項目に分けて解説します。
「白無垢はおかしい」と考える人が一定数いる
白無垢は挙式で着用するもので「披露宴では洋装か、和装なら色打掛が一般的」と考える人もいます。比較的自由なスタイルでの挙式や披露宴が増えているとはいえ、特に年配の方にはあまり受け入れられないケースがあるかもしれません。
決してマナー違反ではないので自由な衣装を選んで問題ありませんが、「披露宴で白無垢を着るのはおかしい」と考える人がいると、お祝いの気分が盛り下がってしまう可能性もあるため、ゲストの満足度が気になる方は、出席者の意向も聞いてみるといいでしょう。
洋装から白無垢にお色直しする場合はゲストを待たせてしまう
ウエディングドレスで入場してお色直しで白無垢を選ぶ場合、ゲストの待ち時間が長くなってしまいます。和装から洋装よりも、洋装から和装に着替えるほうが時間がかかります。
自分のやりたいことを優先した結果、ゲストを待たせすぎて披露宴が微妙な空気になってしまうかもしれません。白無垢からドレスに着替えるほうが中座する時間が短く済むので、着用する順番を工夫するのも選択肢の1つです。
どうしても白無垢に着替えたい場合は、余興を工夫するといったゲストへの配慮が必要です。
白無垢は重いので動きにくい
白無垢は重ね着するため、5kg以上の重さになることもあります。着用する時間が長かったりゲストの席を回ったりする場合は、大変な思いをする可能性があるでしょう。
また、トイレに行くのも困難になるので、長時間の着用は控えることをおすすめします。披露宴会場に白無垢で入場したら、なるべく早い段階でお色直ししたほうが、体への負担を軽減できます。
白無垢を披露宴で着用するときのおすすめアレンジ
披露宴は挙式に比べると華やかな衣装を着用するケースが多くなっています。もし、白無垢で披露宴をおこなうなら、挙式と少し変えて華やかにするのがおすすめです。
ここでは、見た目や利便性を考慮した3つのアレンジ方法を紹介します。
- 綿帽子は脱ぐ
- ヘッドアクセや洋髪で髪型を豪華にする
- 白無垢からのお色直しを色打掛にする
それぞれ詳しく見てみましょう。
綿帽子は脱ぐ
神前式では、綿帽子（頭を覆う真っ白い布）を着用する方も多いでしょう。
しかし、披露宴では顔をすっぽり覆ってしまう綿帽子をかぶるのは、顔がゲストに見えなくなってしまうため、あまりおすすめしません。
着用したい場合は入場のときのみにして、席についたら外すといいでしょう。やや重く視界を遮ってしまう綿帽子は、外したほうが身軽になるので動きやすさもアップします。
ヘッドアクセや洋髪で髪型を豪華にする
白無垢で披露宴をおこなう場合、挙式のときよりも髪型をゴージャスにすると華やかな雰囲気になります。
たとえば日本髪をアレンジした「新日本髪」は、かつらを被らず地毛で結います。ヘアアクセサリーとの相性もいいので、挙式にはやや派手すぎる大ぶりのものも披露宴なら雰囲気に合うでしょう。
また、最近では白無垢でも洋髪を選ぶ方が増えています。シニヨンや編み込みスタイルなどを選べば、白無垢がグッと華やかな印象に変わります。
洋髪を選ぶと、ドレスにお色直しする際にも髪型をセットし直さなくて済むというメリットもあります。披露宴は、挙式と一味違うヘアアレンジを楽しんでみてください。
白無垢からのお色直しを色打掛にする
「披露宴ではドレスを着たい」というこだわりがないのであれば、白無垢から色打掛にお色直しする方法もおすすめです。和装から和装へのお色直しは、打掛だけを掛け変えればいいため、時間がかなり短縮できるメリットがあります。
真っ白な白無垢とは違い、華やかな色使いの色打掛は華やかさが増します。ドレスは前撮りや後撮りで着用する方法もあるので、さまざまなパターンから自分たちが満足できる衣装を選びましょう。
披露宴で白無垢の着用を考える方によくある疑問
披露宴で白無垢を着用するケースはあまり多くありません。情報が少なく「こんなケースはどうすればいいのだろう」と悩んでしまうこともあるでしょう。
ここでは、披露宴で白無垢を選びたいと考えている方によくある疑問を3つ紹介します。
- ウエディングドレスとカラードレスも着たいけどお色直しは2回してもいい？
- 白無垢からドレスへのお色直しはどれくらい時間がかかる？
- ヘアスタイルはどうすればいい？
それぞれの回答を見てみましょう。
ウエディングドレスとカラードレスも着たいけどお色直しは2回してもいい？
「白無垢も着たいし、ウエディングドレスとカラードレスも着たい」「ドレスと色打掛も着たい」など、着用したい衣装が3種類ある方もいるでしょう。
お色直しを2回おこなうのは問題ありません。一生に一度の思い出なので、着たい衣装はすべて着るのもOKです。ただし、中座する時間がかかる点に注意が必要です。
披露宴はだいたい2時間ほどが一般的。もし2回も中座してしまったら、新郎新婦がいない時間が多い披露宴になってしまいます。
2回お色直しする場合は、なるべく着替え時間を短縮できるように工夫することが大切です。どうすれば時間を短くできるか、衣装の担当者に相談してみてください。
ゲストは、新郎新婦を祝うために来てくれていることを忘れないようにしましょう。
白無垢からドレスへのお色直しはどれくらい時間がかかる？
白無垢からドレスに着替える場合、衣装の種類にもよりますが20～30分ほどかかります。和装から洋装への衣装チェンジは、比較的短時間で済むでしょう。
しかし、ドレスから白無垢や色打掛などの和装に着替える場合は40分ほどかかってしまいます。中座する時間をなるべく短縮するなら、白無垢で入場してお色直しでドレスに変えるといいでしょう。ヘアスタイルは洋髪を選んでおくと、着替えるだけで済みます。
なお、和装から和装や、洋装から洋装へのお色直しはさらに時間を短縮できます。お色直しの時間は、衣装チェンジの部屋へ移動する時間も考慮しましょう。
ヘアスタイルはどうすればいい？
白無垢にはかつら（文金高島田）を合わせなければいけないと考える方もいるかもしれません。しかし、自分の髪の毛だけで結う洋髪スタイルも白無垢に合います。
かつらは白無垢に似合いますが、重くて長時間着けているのは辛いもの。特に時間が長い披露宴では、地毛でいたほうが動きやすく疲れにくいでしょう。
洋髪の場合、選べるヘアスタイルやヘアアクセサリーのバリエーションが豊富で、自分の好みのものを選びやすいのが嬉しいポイントです。また、お色直しを意識した髪型にしておくと着替えるだけで済むので、時間の短縮にもつながります。
披露宴に白無垢を着ても大丈夫！レンタルなら「ザ・キモノショップ」
披露宴に白無垢を着ても問題ありません。自分の好きなスタイルで、披露宴を楽しみましょう。
ただし、白無垢は動きにくかったり衣装チェンジに時間がかかってしまったりするため、白無垢で入場したら、早い段階でお色直しするのがおすすめです。
ザ・キモノショップでは、披露宴にぴったりのおしゃれな白無垢を多数用意しています。着付けに必要な小物付きで、リーズナブルな価格で白無垢を着られます。
ドレスとセットのプランもあるので、和装も洋装も着たい方もぜひお気に入りの衣装を選んでみてください。