妊婦は和装での結婚式がおすすめ!理由や衣装の選び方・注意点まで詳しく解説
「妊婦でも結婚式で和装がしたい!」
「和装でフォトウエディングができるかな…お腹に負担はかからない?」
「着物を着付けてもらうときやマタニティウエディングの注意点はある?」
このような悩みを抱えていませんか?
お腹の赤ちゃんと一緒に結婚式を挙げられるとなったら、より結婚式が楽しみになるのではないでしょうか。しかし、1人のときより不安や心配も増えるでしょう。特に衣装の選び方やお腹の赤ちゃんに負担がかからないか、心配になりますよね。
そこでこの記事では、妊婦での和装について以下の内容を解説します。
- 和装がおすすめな理由とデメリット
- 妊婦が和装するときの衣装の選び方
- 和装での結婚式の注意点
妊婦が和装で結婚式を挙げるときに気になる疑問についても解説するので、マタニティでの結婚式に不安を感じている人はぜひ参考にしてください。
妊婦に和装での結婚式をおすすめする理由3選
妊婦で結婚式を挙げるなら、衣装は和装がおすすめです。理由は以下の3つです。
- お腹を目立たなくできる
- 時期を選ばず着用できる
- 衣装への制限が少ない
詳しく説明していきます。
1. お腹を目立たなくできる
結婚式でお腹をできるだけ目立たないようにしたいなら、和装姿がおすすめです。着物は体のラインが目立ちにくい衣装なので、妊婦でもお腹の膨らみが目立たないように着付けられるからです。
妊婦らしさを全面に出したい場合は洋装も選択肢に上がりますが、お腹が目立たないうちに挙げたい、普通の花嫁姿を残したい場合は、和装がおすすめです。
2. 時期を選ばず着用できる
和装なら、お腹の大きさに合わせて着付けられるため、時期を選ばず着用できるのもメリットです。洋装の場合、体のラインが出やすいことが多く、予定より大きくなってしまった場合や、逆に小さかったときの衣装合わせが難しい場合が少なくありません。
しかし、和装ならお腹が大きくても小さくても体に合わせて着付けできるので、結婚式の時期やお腹の大きさを気にしなくてもよくなります。 和装ならどれでもサイズを気にせず着られるでしょう。
3. 衣装への制限が少ない
和装は基本的にフリーサイズなので、気に入った衣装を選びやすく、お腹の大きさなどで選べる衣装が制限されないのがメリットです。一方、洋装の場合はどうしてもお腹の大きさで選べる衣装が変わってくるため、週数によっては好きな衣装を選べない、ドレスの形が限定されるといったデメリットがあります。
自由度を考えれば洋装よりも和装がおすすめと言えるでしょう。
妊婦が和装で結婚式を挙げるときのデメリット2つ
妊婦にはメリットが多い和装ですが、デメリットもあります。主なデメリットは以下の2つです。
- トイレにいきづらい
- 動きにくい
詳しく見ていきましょう。
1. トイレに行きづらい
着物の場合、トイレに行きづらいのは大きなデメリットです。妊婦の場合トイレが近いことが多いため、中座する回数なども多くなりがちです。1人でトイレに行くのは難しいため、その度にスタッフの手を借りなければならず気を遣うかもしれません。
しかし、和装でトイレに行きづらいことは、妊婦でなくても同じことです。また、スタッフにとっては慣れた作業なので、回数が多いからといって気にすることはありません。スケジュールに余裕をたっぷり取れば、トイレに関する心配もそれほど必要ないでしょう。
2. 動きにくい
和装は、着物の重さがあるのがデメリットです。衣装によってはかなりの重さになることもあり、お腹の重さもプラスされて普段よりもかなり動きにくくなります。 周りの人の介助があると安心して動けるため、スタッフなどを頼り手助けしてもらうとよいでしょう。
お腹が大きくなってくると足元が見えなくなってくるため、段差などには特に注意が必要です。妊婦での結婚式は少なくないため、あらかじめ伝えておけばスタッフが介助してくれます。妊娠後期であればお腹もかなり重くなってくるため動きつらくなるのは否めませんが、着物による動きにくさはそれほど気にならないでしょう。
妊婦が和装するときの衣装の選び方3選
妊婦が和装するときの衣装の選ぶときのポイントは、大きく3つです。
- かつらはできるだけ避ける
- できるだけ軽い衣装を選ぶ
- 試着しておく
詳しく説明していきます。
1. かつらはできるだけ避ける
和装の場合、日本髪を合わせる花嫁が多いですが、妊婦ならかつらはできるだけ避けた方がよいでしょう。頭が重くなってしまうため体に負担がかかりやすく、体調が悪くなる原因になりかねないからです。
日本風に仕上げたいなら、新日本髪がおすすめです。頭を締めつけるような髪飾りや、重すぎるアクセサリーをつけるのもやめたほうがよいでしょう。
2. できるだけ軽い衣装を選ぶ
着物は何枚も重ねて着ることから、着用したときに重さを感じやすくなっています。妊婦ならできるだけ軽い衣装を選び、少しでも動きやすくしておくのがおすすめです。
着物の重さは刺繍の量や生地で大きく変わります。見栄えにこだわり重量のある着物を選んでしまうと、移動やトイレで動きづらく母体への負担もかなりかかってしまいます。できるだけ軽いものを選び、動きやすいようにしておきましょう。
また、意外と見落としがちなのがヘアアクセサリの重さです。妊娠中は少しの違いでも違和感になりやすかったり負担になったりするため、衣装だけでなく全体の重さにも注意して選びましょう。
3. 試着しておく
選んだ衣装は必ず試着し、実際の重さや動きやすさを確認しておきましょう。思ったより重かった、動きづらかったというトラブルを防ぎ、当日も納得して袖を通せるはずです。
試着して気になる部分は、遠慮せずスタッフに相談してみましょう。小物やヘアアクセサリーを変えるだけで、衣装の印象が大きく変わることも少なくありません。結婚式当日に後悔しないように、実際に動いてみながら衣装を選んでみてください。
妊娠中なら和装中心のフォトウエディングもおすすめ!4つの理由を解説
妊娠中なら、和装中心のフォトウエディングもおすすめです。理由は以下の4つです。
- 時間を気にせず撮影できる
- 体への負担を最小限にできる
- 洋装も気軽に楽しめる
- トラブルに対処しやすい
順番に見ていきましょう。
1. 時間を気にせず撮影できる
結婚式はスケジュールが細かく決まっており、急な体調不良に対応しづらいのがデメリットです。妊婦は1日の中でも体調が変わりやすく、気分が悪くなったりしんどくなったりすることがどうしても多くなります。
一方、フォトウエディングなら撮影中の急な体調不良にも対応しやすく、体調に合わせて撮影できます。体調をみながら休憩を多く入れたり、自分のペースで撮影できたりするので、精神的にも余裕を持てるでしょう。
2. 体への負担を最小限にできる
フォトウエディングは、挙式や披露宴をおこなわない分、体への負担も最小限にできます。会場の移動やゲストへの気配りなど神経を使う場面が少なく、結婚式と違って事前準備も少ないため、精神的な負担も減らせるのがメリットです。
体調があまり思わしくない場合や双子を妊娠している場合など、体への影響が気になるときも、フォトウエディングなら安心して挑めるでしょう。
3. 洋装も気軽に楽しめる
まだ妊娠を公にしていない場合でも、フォトウエディングならマタニティウエディング姿も堂々と残せます。また、妊婦には難しいドレス選びも、当日の体調やお腹の大きさに合わせて衣装を選べるスタジオ撮影なら「やっぱり洋装も着てみたい」と思ったときでも柔軟に対応できるでしょう。
4. トラブルに対処しやすい
妊娠中は予測できないことが起こりやすいため、トラブルに対処しやすいフォトウエディングがおすすめです。結婚式や披露宴は参列者やゲストもいるため急なキャンセルが難しく、当日や当日近くなってのキャンセルは多額のキャンセル料が発生するからです。
フォトウエディングなら臨機応変に対応できることが多く、キャンセル料がかかったとしても少額で済みます。また、挙式や披露宴と違って費用をかなり抑えられるので、出産後落ち着いてから改めて結婚式を挙げることも可能です。
状況に応じて柔軟な対応ができるフォトウエディングは、妊婦には最適だと言えるでしょう。
妊婦が和装で結婚式を挙げるときの注意点
妊婦が和装で結婚式を挙げるときの注意点は、以下の3つです。
- 早めに相談する
- ゆったりしたスケジュールにする
- マタニティドレスも用意しておく
1つずつ説明していきます。
1. 早めに相談する
妊娠中に結婚式を挙げる場合は、申し込みの時点で相談しておくのがおすすめです。準備の途中で妊娠がわかった場合は、早めに式場や会場のスタッフに伝え、変更点などがないか打ち合わせましょう。
プランナーだけでなく、着付けスタッフや会場にいる全てのスタッフに周知してもらうことが大切です。結婚式の途中で何かあったときも、スムーズに対応してもらえるからです。
会場によっては、マタニティ専門のプランナーがいるところもあります。妊娠がわかってから結婚式の申し込みをする場合は、妊婦への対応が充実している会場を選ぶと、より安心して式を挙げられるでしょう。
2. ゆったりしたスケジュールにする
妊婦は疲れやすいだけでなく、1日の中でも体調に波があります。当日のスケジュールは休憩時間を多めに取るなど、ゆったりしたものにしてもらいましょう。こまめに体を休められれば、体への負担を最小限にして結婚式を挙げられます。
披露宴の中座時間なども、できれば余裕を持っておくのがおすすめです。タイトなスケジュールは母体に負担がかかり、体調を崩しやすくなってしまいます。トイレに行けないなど困ることも多いです。予定通りに進まなくてもカバーできるように、余裕をより持たせたスケジュールにしましょう。
3. マタニティ用のドレスも用意しておく
妊婦には和装での結婚式がおすすめですが、当日どうしても着物が着られない場合やトラブルが起きた場合に備えて、マタニティ用のドレスを用意しておくと安心です。週数に合わせて、事前に購入もしくはレンタルするなどして準備しておきましょう。
マタニティドレスも用意していることで、心理的に楽に当日を迎えられます。当日の体調に応じて臨機応変に対応できるように、ヘアメイク担当の人とも相談しておくとよいでしょう。
妊婦が和装で結婚式をするときに気になる疑問
ここからは、妊婦が和装で結婚式をするときに気になる疑問にお答えしていきます。
Q1. 結婚式場の予約をしてから妊娠が判明したのですが、気をつけることはありますか?
担当のプランナーやスタッフに、早めに相談してください。臨月近くになると、和装でも結婚式を挙げるのは難しい場合があります。また、スケジュールの見直しが必要な場合もあるので、できるだけ早く相談し、予約した内容のままで式を挙げられるかの確認が大切です。
予約日が臨月近い場合は、結婚式を早めた方がいい場合もあります。早めに相談すれば変更やキャンセルができる可能性が高いため、できるだけ早く伝えて対応してもらいましょう。
Q2. 妊婦が結婚式を挙げるならいつがおすすめですか?
妊娠中に式を挙げるなら、つわりが落ち着く安定期ころがおすすめです。初期は体調の波が激しく、ひどいつわりで動けないなど場合によっては挙式が難しい可能性があるからです。
5〜7か月ごろだとお腹への負担も少なく、新婦の希望に沿った式が挙げられることが多いです。また、妊娠後期を過ぎるとお腹が大きくなるため、妊婦への負担が大きくなります。挙式日が妊娠後期になってしまう場合は、できるだけ早い時期とし、担当医と相談してからにすると安心です。
Q3. 妊婦にウエディングドレスは無理でしょうか?
マタニティ用のウエディングドレスがあるため、洋装でも問題なく結婚式を挙げられます。妊婦の場合、お腹を見せる・見せないで衣装の選び方が大きく変わってくるのがポイントです。お腹を目立たせたくなければ和装がおすすめですが、お腹に合わせて衣装を選ぶなら洋装でも問題ないでしょう。
ただし、お腹の大きさは予測がつきにくく、個人差も大きいため体に合わせてドレスを選ぶのは大変かもしれません。結婚式直前でもサイズ変更ができるかどうか確かめておき、難しい場合はサイズ調整ができるデザインのドレスにするなど工夫してみてください。
Q4. 途中で体調が悪くなったらどうすればいいですか?
気分が悪くなったときやトイレにいきたくなったときは、すぐに周りのスタッフに伝えてください。移動などに気を遣うため、早め早めに動いていくと安心です。少しでも体調が思わしくないと思ったら、早めに中座するなどして、体を休めるようにしておきましょう。
ただし、トイレが心配だからと水分を必要以上に控えすぎないように気をつけてください。体調不良につながる可能性があり、逆効果です。こまめにトイレ休憩を取り、疲れすぎないように気をつけましょう。
妊婦は和装での結婚式がおすすめ!工夫して晴れの日を楽しもう
妊婦の場合、大きくなるお腹に対応しやすい和装での結婚式がおすすめです。白無垢や色打掛といった着物は、お腹を目立たなくして着付けられるので、妊娠中であることを隠したいときにも向いています。動きやすく軽い衣装を選べば、母体への負担も最小限に抑えられるでしょう。
妊娠中の結婚式で衣装選びで迷ったら、ザ・キモノショップにご相談ください。挙式の時期や花嫁の希望に合わせて、できるだけ負荷が少ない衣装をご提案させていただきます。
実際に試着しながら選んでいただけますので、動きやすさや重さの確認も可能です。心配ごとや気になる点もアドバイスさせていただきますので、ぜひ気軽にお申し付けください。