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黄色の色打掛にはどんな柄がある?意味や選ぶポイント・人気色も合わせて紹介

黄色の色打掛にはどんな柄がある?意味や選ぶポイント・人気色も合わせて紹介

「黄色の色打掛はどんな柄があるのかな?」
「色打掛の黄色にはどんな意味が込められているのか知りたい」
「黄色以外で色打掛の人気色はある?」

このような悩みを抱えていないでしょうか?

黄色は、華やかさが際立つため色打掛でも人気があります。黄色が好きという人も多く、色打掛のメインやサブカラーとしてもよく採用されている色です。

しかし、色打掛の色として適切かどうかや、似合うかどうかを気にする人も多いでしょう。

この記事では、黄色の色打掛について以下の内容を解説していきます。

  • 色打掛の黄色に込められた意味
  • 黄色がメインカラーの色打掛
  • 黄色以外の色打掛の人気色

色打掛を選ぶときに意識したいポイントも合わせて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

色打掛の「黄色」に込められた意味

黄色い色打掛は、明るく元気なイメージが伝わるその場を華やかにしてくれる衣装です。黄色といえば、真夏に咲くひまわりなど明るくて元気なイメージが思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

太陽の光の色を感じさせる黄色は明るさやポジティブな心を表し、光に当たることで金色に変化することから富や権力の象徴として扱われることもあります。 喜びや幸せ、希望を表す色ともされ、結婚式や披露宴にぴったりの色と言えるでしょう。

黄色がメインカラーの色打掛5選

黄色をメインカラーとした色打掛を紹介します。柄やサブカラーとの組み合わせから、同じ黄色メインでも印象が大きく異なるので、自分のイメージに合うものを探してみてください。

1. 多彩結紐

鮮やかな黄色地を生かし、柄をやや控えめにしてシンプルに美しくまとめた色打掛です。柄を控えめにしたことでスッキリと仕上がっており、色打掛の黄色がとてもよく映えます。

結紐(むすびひも)とはより合わせて作った紐のことで、結婚という縁を経て夫婦が1つになることを表しています。 カラフルな結紐と内側に見える赤が可愛い、おしゃれな色打掛です。

2. 鳳凰忍冬唐草文

鮮やかな山吹色が印象的な色打掛です。金や銀色の忍冬唐草文(にんどうからくさもん)と、大きく羽を広げた鳳凰がとても美しい1枚。忍冬唐草文様は唐草模様の1つで、仏教系の紋様とされています。飛鳥・奈良時代に流行った文様で、優美さが魅力的です。

裾に黒を採用していることで、明るい山吹色を使いながらシックにまとまっており、高級感ある仕上がりに。平和の象徴である鳳凰が羽を広げた姿も美しく、ハレの日にピッタリです。

3. 花模様

淡い山吹色をベースに、シンプルで上品さが漂う色打掛です。背面には枝垂れ桜が美しく刺繍されており、幸せを象徴するかのように咲き誇っています。

元気で華やかなイメージのある黄色を、上品かつ清楚にまとめあげた素晴らしい1枚。見る角度によって華やかさや大人びた美しさが際立つ、おしゃれな色打掛です。

4. 四君子

やわらかな黄色と裾の淡い黒へのグラデーションが美しい、上品な色打掛です。四君子とは梅・菊・竹・蘭の4つの植物を使った図柄や図案を指し、4つの植物を君子に例えたものです。徳の高い人や高潔な人という意味が込められており、婚礼衣装にもよく取り入れられています。

ぼかし生地とグラデーションで、全体的にやさしい雰囲気に仕上がった1枚。花嫁の穏やかな気持ちや優しい雰囲気がより一層伝わる色打掛です。

5. 富貴花飾

背面から両袖に大きく描かれた牡丹の花が美しい色打掛です。黄色とゴールドがふんだんに使われ、豪華さや高級感が漂うおしゃれな1枚。大人っぽさも漂う色打掛です。

牡丹は富貴の象徴とされている花で、黄色地やゴールドの刺繍も富や高貴さを連想させます。豪華絢爛な披露宴にふさわしい色打掛と言えるでしょう。

黄色の色打掛を選ぶときに意識したい4つのポイント

黄色の色打掛を選ぶ時は、以下の4つのポイントを意識してみてください。

  • 顔立ちに合ったものを選ぶ
  • 柄の意味から選ぶ
  • パーソナルカラーを取り入れてみる
  • 髪飾りの合わせ方を工夫する

詳しく説明していきます。

1. 顔立ちに合ったものを選ぶ

黄色の色打掛は、明るく華やかに見えるのが特徴で、顔周りも明るく見せてくれます。しかし、場合によっては逆に顔色が暗く見えてしまったり、衣装だけが目立ってしまったりすることがあるため、試着して顔が映えるかどうかをチェックしておきましょう

顔が目立たなくなってしまったり、暗く見えたりする場合は、同じ黄色でも少し色味を変えてみるのがおすすめです。黄色といっても山吹色やオレンジに近い赤みがかったもの、金色に近いものなどさまざまです。実際に試着してみて、顔立ちによく合ったものを選ぶとよいでしょう。

2. 柄の意味から選ぶ

黄色の色打掛だけではありませんが、婚礼衣装にはさまざまな吉祥文様が取り入れられており、それぞれの柄に意味が込められています。例えば夫婦の象徴である鶴など、柄の意味から色打掛を選ぶのもおすすめです。

主な吉祥文様の意味は以下の通りです。

夫婦円満、延命長寿
鳳凰 平和と幸せ
おしどり 永遠の愛
糸巻き紋 長寿
五穀豊穣
松竹梅 忍耐や美しさの象徴
無病息災、不老長寿
牡丹 富貴、幸せ

 

吉祥文様は種類が豊富で、例えば熨斗や御所車といった昔の人が持っていたものをモチーフにしたものや、丸紋や波文様のように伝統的な柄などががあります。ぜひ柄にも注目してみてください。

3. パーソナルカラーを取り入れてみる

色打掛にはさまざまな色糸が使われ、全体的にカラフルに華やかに見えるよう仕上げられています。パーソナルカラーを意識して取り入れてみると、より自分に似合う色打掛が見つかるでしょう。

パーソナルカラーとは、肌や瞳の色などに似合いやすい色のことで、メイクやヘアカラーなどにも取り入れられています。黄色も60色ほどの種類があるため、パーソナルカラーを意識することで黄色の中でも原色に近いものや赤みがかった色など、より似合いやすい色を選べるでしょう。

サブカラーや全体的な色味を検討するときも、ぜひパーソナルカラーを意識してみてください。

4. 髪飾りの合わせ方を工夫する

色打掛を着用するときは、髪飾りも一緒に合わせて色味などを見ておきましょう。髪飾りの色味をしっかり合わせることで統一感が生まれ、より色打掛が華やかに見えます

髪飾りは、和で統一するのか、洋を取り入れてモダンな雰囲気にするのかで、全体的な仕上がりが大きく変わります。和風なら、かんざしやつまみ細工など伝統的な髪飾りが選べます。お花やリボンなど洋風にするのもおしゃれです。 個性やおしゃれを楽しめるポイントなので、ぜひこだわって選んでみてください。

黄色以外の色打掛の人気色5選

こちらでは、黄色以外で人気の色打掛を紹介します。自分には似合わないと思っていても、試着してみたら意外と違和感がなかったというケースも多いです。気になる色はぜひ袖を通してみてください。

1. 王道の「赤」

色打掛でもっとも人気の高い色といえば赤でしょう。真紅の生地に美しく羽を広げた真っ白な鶴と金箔で描かれた雲の模様が華やかで、ハレの日にふさわしい1枚です。

婚礼に使われる代表的な色「白」「赤」「黒」の3色の1つで、昔から色打掛に採用されてきた色でもある赤は、花嫁の情熱や血を表すと言われています。色打掛は華やかな柄が刺繍され赤以外の色もたくさん入るため、普段は赤を選ばない人も意外と似合いやすいです。

朱色など落ち着いた色味のものもあるので、ぜひ試着してみてください。

2. 豪華さが際立つ「ゴールド」

黄色と似たイメージに仕上がり、華やかさが際立つのが金色の色打掛です。ゴールドの衣装は高級感があふれ、その場を一段と華やかに、豪華な雰囲気に変えてくれるでしょう。

金色の色打掛には、「豊穣」「高貴」という意味が込められています。サブカラーにもよく使われており、色打掛の高級感や豪華さを表している色です。 自分にぴったりの黄色の色打掛が見つからない場合は、ゴールドから探してみると似合うものが見つかるかもしれません。

ゴールドの派手さが気になる場合は、落ち着いた色と組み合わせるとよいでしょう。

3. 愛らしいイメージの「ピンク」

ピンクは、花嫁の可愛らしさや初々しさが映える色です。ピンク色は愛情の色とされており、新婚の2人にふさわしい色の1つです。可愛くなりすぎることを気にする人も多いですが、柄やサブカラーによってイメージが大きく変わるため、大人花嫁でもおしゃれに着こなせます。

キュートにもシックにも仕上げられるので、例えば王道の赤が少し苦手という場合や、大人可愛いイメージにしたいというときにもピッタリです。肌の色に合わせて選ぶと、ピッタリの色が見つかるでしょう。

4. 上品に仕上がる「黒」

黒い色打掛は、花嫁の上品さや高級感が際立ち、大人花嫁にも人気があります。花嫁衣装での「黒」は、あなた以外の色には染まりませんという花嫁の決意が込められているとされており、昔から結婚式では定番の色の1つです。

黒い色打掛はシックで古風なイメージになるため、伝統を大切にしたい人や人と違う色打掛にしたいという人にもおすすめです。ゴールドや赤との相性もよく、気品のある花嫁姿に仕上げられるでしょう。

5. 大人花嫁にも人気の「紫」

慶寿

¥165,000
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昔から高貴な色とされている紫も、色打掛では人気色の1つです。ミステリアスな雰囲気のある紫は、藤色のような淡い色から濃紫まであり、柄や雰囲気に合わせて選べるのも魅力です。

「慶寿」のように、紫をアクセントにつかったおしゃれな色打掛もあります。おしゃれに敏感な人や、個性を生かした衣装選びがしたい人にもおすすめです。

黄色は幸福の象徴で色打掛にもピッタリ!髪飾りなどとのコーディネートも楽しんでみよう

黄色は幸せの象徴とも言われる色で、その場がパッと明るくなり花嫁の幸せな気持ちがゲストにも伝わる色です。色打掛に選ぶことで披露宴の雰囲気をグッと楽しいものにしてくれ、花嫁の元気な感じやパワフルさも表現できるでしょう。

髪型や髪飾りなどとのコーディネートを工夫することで、より個性やおしゃれ感を演出できます。披露宴の飾りつけとイメージを合わせたり、新郎と小物をお揃いにしたりしても楽しいでしょう。

色打掛の選び方で迷ったら、ザ・キモノショップにご相談ください。黄色やゴールドの色打掛もたくさんご用意しておりますので、きっと納得できる1枚が見つかります。

選び方のアドバイスもさせていただきますので、ぜひお気軽にご来店ください。