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緑の色打掛は調和や成長を意味する!柄の意味や髪型・選び方も解説

緑の色打掛は調和や成長を意味する!柄の意味や髪型・選び方も解説

「緑の色打掛にはどんな意味がこめられているのかな」
「どんな柄や色の組み合わせがあるか見てみたい」
「似合う色打掛の選び方を知りたい」
このように考えていませんか?

色打掛にはいろんな色があり、柄にも様々な意味がこめられています。色鮮やかな衣装に身を包んだ花嫁の姿は、新郎新婦だけでなくゲストの心にも残ることでしょう。

しかし、たくさんの色打掛の中から自分に似合う色や、理想にピッタリの衣装を見つけるのは難しいと感じるのではないでしょうか。

この記事では、色打掛のうち「緑」に注目して、以下の内容を解説します。

  • 緑の色打掛に込められた意味
  • 緑の色打掛や柄の例
  • 色打掛を選ぶときのポイント

自分にあった緑色を選べるようになり、結婚式をより印象的な衣装で迎えられるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。

緑の色打掛に込められた意味

緑には、調和や成長という意味があります。緑といえば、若々しい新緑をイメージする人が多いのではないでしょうか。爽やかでフレッシュな感じを与える色で、これから新しい生活を始める新郎新婦を表すのにピッタリの色です。

緑には明るい黄緑に近いものからモスグリーンのような落ち着いた色まで、豊富にあります。サブカラーや柄との組み合わせを考えれば、色打掛ごとにイメージが異なり、与える印象も様々です。比較的他の人とかぶりにくい色なので、個性を表しやすい色の1つとも言えるでしょう。

緑の色打掛に合わせる髪型

緑の色打掛には、3つの髪型が合わせられます。詳しくみていきましょう。

日本髪

伝統的な衣装である色打掛には、日本の伝統的な髪型である「日本髪」がスタンダードです。中でも文金高島田は、花嫁の正装として知られており、色打掛に合わせるときは角隠しをかぶります。

文金高島田などの日本髪には、かんざしが使われます。色打掛に合わせて、緑の入ったかんざしにしたり、サブカラーや柄に合わせたりするのもおしゃれでしょう。

新日本髪

新日本髪は、日本髪をアレンジしたもので、現代風に合わせたものです。日本髪は結い上げるのに時間がかかることもあり、結婚式では洋髪などへのアレンジがしやすい日本髪が選ばれています

新日本髪でも、角隠しをかぶれます。他にも好きな髪飾りを自由に合わせられるので、色打掛とのコーディネートを楽しむと良いでしょう。

洋髪

角隠しをかぶらない場合は、洋髪も選べます。色打掛に洋髪を合わせる場合は、特に着用ルールなどないため、生花やヘッドドレスなど好きなものを自由に選択可能です

緑の色打掛に合わせる場合、ヘッドドレスやブーケなどを使うのもおしゃれです。色打掛の柄とのコーディネートを楽しんだり、ロケーションに合わせて持ち物を変えたりするなど、アレンジしてみると良いでしょう。

緑の色打掛と柄の意味を紹介

実際の色打掛をみながら、それぞれどんな柄や意味があるのか、みていきましょう。

唐花に松梅

深みのある落ち着いた緑をベースに、ゴールドを合わせた華やかな色打掛です。松竹梅が描かれ、唐花(からはな)と呼ばれる花形の紋様も見えます。

松竹梅は、昔からおめでたい、縁起の良い柄として有名な紋様の1つです。松は不老長寿という意味があり、神様が宿る木とされてきました。竹は強い生命力を持っていることや育つのが早いことから、成長の象徴とされています。梅は寒い冬を乗り越え春に花を咲かせることから強さの象徴とされています。結婚や出産によく使われるおめでたい柄です。

慶翔(緑)

明るい緑色に、羽を広げた鶴や華やかに描かれた牡丹の紋様が美しい色打掛です。金彩や刺繍が贅沢にあしらわれており、晴れの日のおめでたさを一段と彩るおしゃれな1枚です。

羽を広げた鶴は、長寿の象徴として描かれています。鶴は一度つがいになると一生同じ相手と過ごすことから、夫婦円満の柄としても知られています。牡丹は、「幸福」や「富貴」という意味があり、花嫁の幸せを願う柄です。他にも四季の花々が描かれており、とても美しい色打掛です。

格天花舞

落ち着いた緑をベースに、色とりどりの花々が描かれたレトロモダンな色打掛です。穏やかな色合いながら、朱色やゴールドが使われていることから華やかさもあり、花柄がとてもかわいい衣装です。

格天花舞にも、めでたさの象徴である松竹梅や牡丹が描かれています。カラフルな花柄ながら、ベースの緑が落ち着いた色味なので、そこまで派手さを感じさせません。

珍しい色の打掛を着用してみたい人や、レトロな感じに仕上げたい人におすすめです。

牡丹四君子

モスグリーンとゴールドのを基調に、現代風に仕上げられている個性的な色打掛です。牡丹と四君子の紋様が描かれており、とても華やかな衣装です。丁寧な刺繍とカラフル無色使いが豪華で、おめでたさを表しています。

四君子とは、蘭・竹・菊・梅の4つの植物が揃った紋様のことで、君子に必要な要素を4つの植物で表したものです。それぞれ四季に美しい花を咲かせるため、季節を問わず使える紋様です。

エメラルド鳳凰

鮮やかなエメラルドグリーンと、ゴールドの鳳凰がとても美しい色打掛です。ゴールドの鳳凰がゴージャス感を、色鮮やかに描かれた洋花が華やかさを演出し、おめでたい日を象徴する1枚になっています。

鳳凰は中国の想像上の鳥で、オスとメスの2羽を合わせて「鳳凰」ということから、夫婦円満や平和の象徴とされています。鳳凰は平和な世の中にしか現れないとされているため、新郎新婦の新たな生活の幸せを願う柄です。

緑の色打掛を選ぶときの3つのポイント

緑の色打掛を選ぶときのポイントは、以下の3つです。

  1. 試着して顔が映えるものを選ぶ
  2. 柄に込められた意味から選ぶ
  3. 後ろ姿もチェックする

もっとも似合うものを選びたいという時に、ぜひ参考にしてみてください。

1.試着して顔が映えるものを選ぶ

緑の色打掛を選ぶときは、実際に試着してみて顔が明るく見えるもの、映えるものを選んでみてください。試着にはいろいろな方法がありますが、実際に袖を通し、柄などもよく確認できるように軽く着付けてもらうのをおすすめします。

緑は明るいものから落ち着いた感じのものまで、種類が豊富です。柄とサブカラーの組み合わせでも印象が変わり、着用したときのイメージが異なる場合もあります。特に落ち着いた色味の色打掛は、場合によっては顔色を暗く見せてしまうことがあるため、注意が必要です。

2.柄に込められた意味から選ぶ

色打掛には花嫁の幸せを願う様々な吉祥文様が描かれているため、文様の意味から選ぶのも趣があって良いでしょう。特に年配の方や着物に詳しい人なら、文様の意味やなぜこの衣装を選んだのかも汲み取ってもらえます。

同じ吉祥文様が描かれている色打掛でも、ベースに用いられているカラーで大きく印象が変わります。サブカラーや刺繍も着物の表情を変えるため、同じ緑でも着用したときの印象が変わることが多いです。ぜひいろんな色打掛を見てみて、自分に似合う1枚を探してみてください。

3.後ろ姿もチェックする

色打掛は前からの見た目だけでなく、ゲストから注目されやすい後ろ姿も忘れずにチェックしましょう。色味や柄のデザインが異なるものや、後ろからみた印象が大きく変わる色打掛もあります。前、左右、後ろと360度チェックしておくと、イメージと違ったと後悔することがありません。

また、新郎とのバランスも合わせて確認しておくと良いでしょう。新郎の紋付羽織袴と色味を合わせるのもおしゃれです。

緑以外で人気の色打掛と色の意味

緑以外で人気の色打掛や、色の意味も合わせてみていきましょう。いろんな色打掛や色の意味を知ることで、お気に入りの1枚が選びやすくなります。

赤|光琳波鶴

最もメジャーな赤をベースにした色打掛で、羽ばたく白い鶴と赤の組み合わせは、おめでたい日を象徴するかのようです。

裾にいくにつれてゴールドや緑などがあしらわれており、落ち着いた華やかさと豪華さが目立つ1枚です。繊細な色使いや丁寧な刺繍が印象に残る衣装だと言えます。

黒|黒地に鶴

漆黒をベースに、白い鶴の刺繍が美しい色打掛です。花嫁衣装では珍しいと思うかもしれませんが、黒は格式の高い色とされており、白無垢と同様に昔から使われていた色です。黒引き振袖という衣装もあり、婚家以外の色には染まりませんという花嫁の強い意思を表すとされています。

黒だけでなく朱色やゴールドが散りばめられているので、とても華やかに見える衣装です。赤は苦手という人や、大人花嫁にもよく似合うでしょう。

青|御所鶴

鮮やかなブルーグリーンがとても印象的で、目を引く色打掛です。青は花嫁にとって幸せを呼ぶ色とされており、結婚式で何か青いものを身につけると良いという言い伝えがあります。青い色打掛は、花嫁衣装にもピッタリの色と言えるでしょう。

古典的な鶴柄と、現代風の色使いがとてもおしゃれです。ブルーやグリーンが好きな人や、他の人とは違う色の色打掛を選んでみたい人にもピッタリです。

金|花鳳凰

ゴールドで織られた紋様がとても美しい色打掛です。ゴールドは豊かさを象徴する色で、華やかさが結婚式にはピッタリです。鳳凰や扇などの吉祥文様が丁寧に描かれており、格調の高いイメージに仕上がっています。

ゴールドだけでなく、カラフルな花の紋様も丁寧に刺繍されているので、結婚式のおめでたい雰囲気によく合います。イエロー系の肌の人におすすめの色打掛です。

ピンク|吉祥慶香の宴

淡いピンク色をベースに、大小の花柄とゴールドの刺繍が美しい色打掛です。ピンクは愛情や幸せをイメージさせ、無邪気さや可愛らしさの象徴でもあります。優しい感じに仕上げたいときや、花嫁の幸せな気持ちを表すのにピッタリです。

淡いピンク色と刺繍で、落ち着いた雰囲気に仕上がっているので、大人花嫁にも選びやすい色味です。淡い色は派手さを抑えて華やかさを表現できるので、赤は目立ちすぎるかなと思う人にも選びやすいでしょう。

緑の色打掛は若々しいイメージ!結婚式で自分らしい色を選んで着てみよう

緑の色打掛は若々しいイメージがあり、調和や成長という意味もあります。鮮やかな緑や華やかに見えるエメラルドグリーン、落ち着いた佇まいを見せるモスグリーンなど種類も様々なので、個性を表現したいときや人とかぶりたくないときにもピッタリです。

色打掛には様々な文様が描かれており、どれもおめでたい柄で花嫁の幸せを願う意味が込められています。ぜひ色だけでなく文様の意味にも注目して、色打掛を選んでみてください。

お気に入りの1枚が見つからない場合は、ザ・キモノショップにぜひご相談ください。店内には様々な色や柄のの花嫁衣装をご用意しており、試着や衣装選びのお手伝いもさせていただきます。お気軽にご来店ください。