白無垢は後ろ姿にもこだわろう!映えるポイントや美しく見せる方法を徹底解説
「白無垢は後ろ姿が注目されるって本当?」
「和装はどのようなところにこだわればいいのかな…?」
「映える後ろ姿を作るために、白無垢選び以外で気を付けるポイントはある?」
このような疑問を抱えていないでしょうか。
結婚式ではゲストからの視線を背中に浴びやすいため、衣装を選ぶときは背面にも気を配るのがおすすめです。白無垢や色打掛といった婚礼衣装は、どの角度から見ても花嫁が美しく見えるように、背中にも美しい刺繍や文様がデザインされています。
この記事では、白無垢の後ろ姿について以下の内容を解説します。
- 白無垢の後ろ姿にこだわるべき理由
- 後ろ姿にこだわるときのポイント
- 後ろ姿を美しく見せる立ち振る舞い
白無垢の後ろ姿を美しく残すコツも紹介するので、挙式で白無垢を着用しようと考えている人はぜひ参考にしてください。
白無垢の後ろ姿にこだわるべき理由
白無垢の後ろ姿は、挙式などでゲストからもっとも注目される部分です。挙式中はゲストから花嫁の後ろ姿しか見えない時間が多いため、自然と後ろ姿に視線が集まってしまいます。衣装だけでなく立ち振る舞いなども常に見られているため、後ろ姿にこだわっておくとより美しい花嫁姿を印象づけられるでしょう。
また、後ろ姿を美しく見せるためには、ひとつひとつの所作も意識することが大切です。普段から着物を着慣れている人であれば、着物姿での立ち振る舞いに困ることは少ないでしょう。
しかし、普段から着物を着慣れていない人は、転ばないように歩くのが精一杯という人も少なくありません。 あらかじめ美しく見える所作や立ち振る舞いを学んでおけば、より美しい白無垢姿を披露できるでしょう。
白無垢の後ろ姿にこだわるときの3つのポイント
白無垢の後ろ姿にこだわるときは、以下の3つのポイントに注目してみてください。
- 白無垢選びにこだわる
- 髪型を工夫する
- ムダ毛のお手入れを行う
詳しく見ていきましょう。
1. 白無垢選びにこだわる
白無垢を選ぶときは、後ろ姿からの見栄えも意識して選んでみてください。白無垢は白一色でどれも同じような衣装に見えがちですが、吉祥文様など1枚1枚こだわって作られている衣装です。選び方で個性が出せるので、自分なりにこだわって選ぶのがおすすめです。
人前に立つときは、どうしても前からの見た目を気にしてしまいますが、挙式に着用することの多い白無垢は後ろ姿も重要なポイントです。ゲストの視線を意識しながら、背面のデザインも確認しておきましょう。
特に白無垢は、美しい織りや刺繍が背面にも施されていることがほとんどです。遠くからは目立ちにくいかもしれませんが、挙式などで背後から見守るゲストには柄もよく見えます。細部まで見られることを意識して、白無垢を選んでみてください。
2. 髪型を工夫する
白無垢には綿帽子や角隠しが合わせられますが、洋髪を合わせることもできます。後ろから見られることを意識した髪型にすると、よりおしゃれな白無垢姿になるでしょう。
とくに洋髪に合わせる場合は、髪飾りを工夫することで後ろ姿を華やかにできます。綿帽子や角隠しを着用するときは、背後からも美しく見えるよう、バランスを整えて着用すると美しい姿を保てるでしょう。
3. ムダ毛のお手入れを行う
白無垢を着用するなら、うなじや背中のシェービングやお肌のお手入れをしておきましょう。ムダ毛がなくなるだけで肌が明るく美しくなり、見栄えがよくなります。
特にうなじはムダ毛が目立ちやすいため、シェービングなどでのお手入れが必須です。ムダ毛があると、後ろ姿から見た時に襟足のムダ毛に注目が集まってしまい、せっかくの衣装が台無しになってしまうからです。
ムダ毛のお手入れをしておくと化粧ノリも違ってきます。式の前にシェービングやブライダルエステなどでお手入れをおこなっておくと、当日自信を持って白無垢を着用できるでしょう。
白無垢で後ろ姿以外に注目される3つの場所
白無垢では後ろ姿以外にもゲストに注目される場所が3つあります。
- うなじ
- 顔
- 手
注目される理由などを詳しく見ていきましょう。
1. うなじ
白無垢の後ろ姿でもっとも注目を集めるのが、首の後ろの部分「うなじ」です。衿を大きく引き下げて着用するため、首から背中の上部が背後から見えやすくなっているからです。
綺麗にお手入れされていると、首が長く見えるだけでなく肌も美しく見えることから、ブライダルエステでは首や背中のお手入れもおこなうことがほとんど。
着物はウェディングドレスと違って広範囲に露出する衣装ではありませんが、和装だけで式をあげる場合も、衣装から見える部分のお手入れをしておくと美しい後ろ姿を披露できるでしょう。
2. 顔
着物姿では、やはり顔、特にメイクに注目が集まります。着物を着用した場合、普段のメイクとは違う「水化粧」と呼ばれるメイク方法を用いるのが基本です。
洋装へのお色直しを控えている場合はナチュラルメイクにすることもありますが、白無垢にはやはり和のメイクが似合います。顔のお手入れやムダ毛の処理をしておくと、よりメイクが映えやすくなるでしょう。
水化粧をする場合、ウェディングドレスなどへお色直しするときに一旦メイクを落とさなければならないため、時間がかかってしまう点に注意が必要です。お色直しの時間を十分に取れないときは、ナチュラルメイクにすることもあります。
メイクは仕上がりの確認のためにもリハーサルをおこなっておくと、当日安心して任せられるでしょう。
3. 手
白無垢など和装姿では、手先も注目されるため、ネイルやハンドトリートメントなどのお手入れをしておくことも大切です。白無垢を美しく着用できても、手が日焼けしていたり荒れていたりすると目立ってしまいます。
手も顔やうなじと同じように、シェービングやエステを受けておくのがおすすめです。指輪の交換や扇子を持ったときなど、ゲストの視線が手に集まっても自信を持てるよう、指先のお手入れにも気を配りましょう。
白無垢や後ろ姿をより美しく見せる立ち振る舞い方5選
白無垢など和装をした時は、洋装の時とは違う立ち振る舞いが求められます。以下の5つのポイントを抑えておけば、挙式当日の所作が美しく見えるでしょう。
- 立ち方
- 座り方
- 歩き方
- 小物の持ち方
- お辞儀の仕方
ひとつずつ確認していきましょう。
1. 立ち方
和装での立ち姿は、背筋をしっかり伸ばして胸を張るのが基本です。猫背になっていると背面やうなじなどが良く見えず美しさが損なわれてしまうので、背中が曲がらないように気をつけましょう。
ポイントは、上から糸で引っ張られているようにまっすぐ立つことです。あごは引き、足はやや内股にすると安定します。グラグラしないよう体幹にしっかり力を入れて、まっすぐ立つよう意識しましょう。
2. 座り方
和装で椅子に座るときは、浅く腰をかけ背もたれに背中がくっつかないように気をつけます。背筋をピンと伸ばして座ると美しいです。 ついつい猫背になってしまう人は、背中に棒が入っているイメージを持つと背筋が伸びやすくなります。
着物の重みや帯の締め付けで体が丸まりやすくなってしまうため、意識して背筋を伸ばすようにしてみましょう。おへそに力を入れ、体幹を意識すると座ったときも背筋を伸ばした状態を保ちやすくなるでしょう。
3. 歩き方
着物を着用したときは、歩幅を小さくしてゆっくり歩くのがポイントです。足をあげて歩くのは難しいため、すり足が基本になります。背筋を伸ばしたままの状態で、ゆっくり体を揺らさないようにして歩きましょう。
ガニ股になると美しくないため、内股を保って上半身は固定したまま歩きます。頭が前後に揺れたり、体がグラグラしないように気をつけ、体にしっかり力を入れて歩いてみてください。
4. 小物の持ち方
和装では、末広(すえひろ)という扇子を手に持ちます。末広は広げないのがマナー。夏の暑い時期でも、広げてあおがないよう気をつけましょう。
両手で持つ時は、要と呼ばれる持ち手を右手で上から軽く抑え、左手の親指以外の4本で下から添えるように持ちます。肘が上がりすぎないように気をつけ、肩の力は抜いて自然な形で持ってください。
5. お辞儀の仕方
着物姿でお辞儀をするときは、腰から曲げるのがポイントです。ゆっくりと腰から曲げ、30度ぐらいのところで止まり、ゆっくり元に戻ります。
背中が丸まらないよう、背筋を伸ばしたまま腰から曲げるのが美しく見えるポイントです。首だけでお辞儀をしないように気をつけましょう。
白無垢の後ろ姿を美しく残す3つのコツ
白無垢の後ろ姿を美しく残すには、次の3つに注目してみてください。
- プロに撮影をお願いする
- 前撮り・後撮りを活用する
- 自信を持って着用する
順に見ていきましょう。
1. プロに撮影を依頼する
白無垢姿や後ろ姿を美しく残したいなら、写真撮影はプロにお願いするのをおすすめします。当日は思ったより余裕がなく写真撮影に気を配れないことが多いため、プロのカメラマンに撮影をお願いしておくと結婚式のさまざまなシーンを美しく残せます。
依頼するときは、結婚式や披露宴での撮影経験があるカメラマンにお願いするのがポイントです。何気ないショットもたくさん撮影してくれることが多いので、とても良い思い出になります。費用はかかりますが、写真の質や撮影のタイミングはプロに依頼するのが一番です。ぜひ検討してみてください。
2. 前撮り・後撮りを活用する
前撮りや後撮りを活用すれば、ゆっくり写真撮影の時間が撮れます。こだわりのポーズやロケーションで撮影できるので、よい写真が残せます。時間や費用に余裕があれば前撮り・後撮りで白無垢姿を撮影してもらうとよいでしょう。
スタジオや思い出の場所など、撮影場所や小物などにこだわるのもおすすめです。例えば、和傘やブーケは白無垢によく合う小物のひとつ。挙式当日とは違う髪型や小物を合わせて撮影することもできるので、理想の白無垢姿を写真に残せるでしょう。
3. 自信を持って着用する
普段から人から注目されるのが苦手という人は、結婚式で衣装などにゲストの視線が集まるのを苦痛に思う人もいるかもしれません。結婚式は花嫁が主役のため、あれこれ心配せず自信を持って白無垢に袖を通し、幸せな姿をゲストに見てもらってください。
不安や心配なことは、できるだけ当日までに解決しておきましょう。年齢を気にする人も多いですが、白無垢は年代を問わず着用できる衣装なので心配無用です。堂々と笑顔で白無垢を着こなし、結婚式を楽しんでください。
白無垢は後ろ姿にもこだわってみよう!細部まで気を配ると美しく着こなせる
白無垢は挙式に着用することが多く、ゲストから後ろ姿に注目されることが多い衣装です。うなじや髪型など細部まで気を配ることで、伝統的な日本の衣装をさらに美しく着こなせます。
特にうなじは注目され、和装が似合うかどうかを左右する大切なポイントです。ムダ毛があったり化粧ノリが悪かったりすると白無垢が浮きやすくなってしまうため、ブライダルエステなどでお肌のお手入れをしておくのもおすすめです。
白無垢の選び方で迷ったら、ぜひザ・キモノショップにご相談ください。背面のデザインが美しい白無垢もたくさんご用意しております。経験豊かなスタッフが小物や髪型までアドバイスいたしますので、ぜひ気軽にご来店ください。