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白無垢に差し色をするとおしゃれ度UP!選び方や合わせる小物を詳しく解説

白無垢に差し色をするとおしゃれ度UP!選び方や合わせる小物を詳しく解説

「白無垢の差し色は何がおすすめ?」
「個性的な色を選んでも大丈夫かな?」
「色の意味や選び方を知りたい!」

このような悩みを抱えていませんか?

白無垢は日本の伝統的な婚礼衣装で、白一色で清楚な見た目と、綿帽子や角隠しを合わせて日本らしさが演出できるのが特徴です。しかし、色打掛に比べると地味だと感じやすく、おしゃれを楽しめないと思ってしまうのではないでしょうか。

この記事では、白無垢に差し色をしておしゃれに着こなす方法について解説します。

  • 差し色におすすめの色
  • 差し色の選び方
  • 白無垢の小物・髪飾り

白無垢に差し色をすると、雰囲気や見た目の印象をガラッと変えられます。ぜひ最後まで読んで、白無垢でおしゃれを楽しんでみてください。

白無垢の差し色におすすめの7色!色の意味も解説

白無垢に差し色をすると、真っ白な白無垢をさまざまなイメージに変えられます。色の持つ意味を合わせてみていきましょう。

1.赤

赤は結婚式で王道の色で、白無垢にも色打掛にも多く用いられます。白無垢に合わせると紅白でおめでたい雰囲気に仕上がり、顔周りを明るく見せてくれます。

差し色として少し見せるだけで、雰囲気がグッと変わるのがポイントです。赤は魔除けの色とも言われ、情熱や強さをイメージさせます。白無垢のもつ伝統的な雰囲気に合いやすく、比較的安心して使える色だと言えるでしょう。

2.ゴールド

白無垢にゴールドをプラスすると、一気に華やかさが増します。白無垢が地味すぎると感じているなら、胸元にゴールドを差し色として入れれば華やかさを出しながら上品に仕上げられるでしょう。

ゴールドは高貴さを表し、婚礼衣装にも多く用いられています。格式の高いイメージになり、ゴールドの色味によっては派手さを感じすぎることもないので、差し色として選びやすい色の1つでです。

3.ピンク

白無垢の差し色として選ばれることの多いピンクは、白無垢をやわらかなイメージに変えてくれる、かわいらしい色です。ピンクには愛情という意味があり、花嫁の可憐さを演出してくれる色です。

ピンクも淡いものから目立つものまでいろいろあり、どの色を使うかで同じ白無垢でも印象が変わります。なりたいイメージに合わせて使ってみると良いでしょう。

4.青

白無垢に青を合わせると、凛としたイメージになります。濃い色味を合わせるとよりシャープなイメージに仕上がり、パステルカラーの淡い青を合わせるとかわいらしさも出せるので、自分に合ったイメージを作れます。

ヨーロッパでは結婚式で青いものを身につけると幸せになるというおまじないがあり、青色は花嫁の幸せのシンボルです。「サムシングブルー」として日本でもよく取り入れられているので、白無垢に青を取り入れてみるのもおしゃれです。

5.黄

黄色は、元気でパワフルなイメージを持つカラーです。白無垢に合わせることで顔周りを明るく見せられるので、地味にみえるときやなんとなくパッとしないときに合わせてみるのがおすすめです。

淡い黄色ならオフホワイトや生成りの白無垢にも合わせやすく、それほど違和感がないのもポイントです。色味を強くするとアクセントになり、特に純白の白無垢には黄色の小物のがよく映えておしゃれにまとまるでしょう。

6.紫

紫は昔から高貴な色として扱われており、気品があり落ち着いた印象にまとまります。神秘的なイメージを持つ色なので、白無垢に合わせることで全体が引き締まり、大人びた印象になるでしょう。

藤色のような淡い紫を合わせると、上品で優しい印象にまとまります。淡い色なら白無垢に合わせても目立ちすぎることなく、おしゃれ感を演出できるでしょう。

7.緑

フレッシュなイメージに仕上げたいなら、グリーン系の差し色もおすすめです。緑は調和や安定を意味しており、見た人を穏やかな気分にさせてくれる色です。白無垢に合わせれば、花嫁の元気さや若々しさを演出できるでしょう。

パステルグリーンなどあかるい緑なら可愛くまとまります。抹茶やくすみグリーンなどやや落ち着いた緑を取り入れると、落ち着いた感じにも仕上げられるので、イメージに合わせて選んでみてください。

白無垢の差し色の選び方

白無垢の差し色にはさまざまな色があるため、どれがいいかなと迷うことも多いでしょう。選び方は大きく3つあります。

  • 好きな色から選ぶ
  • 色の意味から選ぶ
  • 白無垢に合わせる

1つずつ説明していきます。

1.好きな色から選ぶ

白無垢の差し色を選ぶ時は、好きな色から選んでみると良いでしょう。どんなイメージに仕上げたいかを考えながら、好きな色を合わせてみてください。差し色は1色でなくてもいいので、好きな組み合わせを選んだり相性のいい色同士を選んだりするのもおすすめです。

好きな色や普段からよく選ぶ色は、自分の顔や体型に合っていることが多いので、白無垢に合わせたときも違和感を覚えにくいです。しっくりこない時は、淡くしたり濃くしたりすることで印象が変わるので、同じ系統の色から選んでみるとよいでしょう。

2.色の意味から選ぶ

色の持つイメージや意味から選ぶのもおすすめです。例えば青ならサムシングブルーを連想させ、幸せな花嫁のイメージを演出できます。赤やゴールドならおめでたさを印象づけられます。

寒色系の青や紫なら、気品のある花嫁姿に仕上げられるでしょう。キリッとした美しい花嫁姿は、色打掛など他の和装とは違った魅力を引き出してくれるはずです。

3.白無垢に合わせる

差し色を白無垢に合わせて選ぶと、より衣装との一体感を楽しめます。白無垢は純白以外にもオフホワイトや生成りのものもあるため、色味に合わせて選ぶと衣装に馴染みやすく、違和感の原因にもなりません。

白無垢の色だけでなく、刺繍など柄に合わせて選ぶとさらにおしゃれにまとまります。白無垢は1つひとつ印象が異なるので、差し色を選ぶときは全体のイメージも大事にしながら選んでみてください。

白無垢に合わせる8つの小物!複数の差し色でおしゃれ感UP

白無垢に合わせる小物は複数あるため、複数の差し色でさらに個性を演出したりおしゃれ感をUPさせたりできます。

白無垢に合わせる小物を1つずつみていきましょう。

1.懐剣(かいけん)

懐剣(かいけん)は、花嫁が持つ護身用の短剣です。花嫁を厄災などから守るもので、帯に挿して使います。全体は見えませんが、正面から見えるように挿すため、差し色が目立ちやすい小物です。

2.筥迫(はこせこ)

筥迫(はこせこ)は、花嫁が化粧道具などをいれるためのもので、今で言う化粧ポーチのようなものです。胸元に見えるように挿すので、色小物にすることで胸元が明るくなります。

3.末広(すえひろ)

末広は、花嫁が持つ扇子です。末広りになるので縁起物として扱われ、花嫁が末長く幸せでありますようにと言う意味が込められています。末広は懐剣の横に挿したり、手に持って使うものです。

ただし、暑いときに風を送ったり涼んだりするためのアイテムではないので、広げて使うのはマナー違反です。

4.抱え帯(かかえおび)

抱え帯(かかえおび)は、帯の下に結ぶ細い紐のことです。白無垢の場合、上から白い打掛を着るので抱え帯は見えません。裾をたくしあげるために使うものですが、現在は装飾品としての意味が大きく、正面からは見えないので”見えないおしゃれ”として楽しまれています。

5.帯締め(おびじめ)

帯締め(おびじめ)は、帯の上から締める装飾品で、婚礼衣装では中に綿が入った「丸ぐけ」と呼ばれるタイプを使います。正面から見ると、色の入った帯締めが少しだけ顔をのぞかせるため、とてもおしゃれです。

6.帯揚げ(おびあげ)

帯揚げ(おびあげ)は、帯の上側に見える布のことで、帯枕を包んで支える役目があります。差し色がラインになって見えるので、白無垢を華やかに見せてくれます。装飾品としての役目も大きいアイテムです。

7.半衿(はんえり)

半衿(はんえり)は、襦袢の襟が汚れないように重ね付けするもので、装飾品としての意味合いも強いアイテムです。胸元に大きく見えるため、花嫁の顔色を明るく見せる役割もあります。

色が入ったもの以外にも、刺繍や柄などが入った半衿を使うことがあります。花嫁の顔周りの印象を大きく変えてくれるアイテムです。

8.伊達襟(だてえり)

伊達襟(だてえり)は、半衿と同じく顔周りにあるアイテムで、襟を2枚重ねに見せるためのものです。顔周りを華やかに見せてくれるため、半衿と組み合わせておしゃれや個性が楽しめます。

明るい色を使えば華やかさがアップします。他の小物とのコーディネートも楽しめる和装小物です。

白無垢に合わせる髪飾り2選!差し色も取り入れられる

白無垢は、髪飾りも重要なポイントです。婚礼衣装で使われるのは以下の2つです。

  • 綿帽子
  • 角隠し

それぞれ特徴を見ていきましょう。

1.綿帽子(わたぼうし)

綿帽子は、白無垢にしか合わせられない花嫁だけの特別なアイテムです。白無垢に綿帽子姿は婚礼衣装の中でも最も格式の高い組み合わせで、挙式まで花嫁の顔を隠し、邪悪なものから守ってくれるとされています。

綿帽子は通常真っ白ですが、差し色として赤いラインが入ったものや、内側に色があしらわれているものもあります。奥ゆかしさや花嫁の初々しさが際立つアイテムですが、差し色をいれることでより印象深い白無垢姿に仕上げられるでしょう。

2.角隠し(つのかくし)

角隠しは、日本髪や新日本髪に合わせるアイテムで、白無垢姿をキリッとしたイメージに仕上げてくれます。角隠しにはかんざしなど和の髪飾りを合わせることが多いですが、白無垢の差し色とかんざしなどの色味を合わせることで、おしゃれにまとめられます。

角隠しをかぶると凛としたイメージになるため、白無垢の差し色のイメージを合わせるのもおしゃれです。角隠しのイメージが強すぎると感じるときは、あえてピンクなどかわいらしい色味を合わせると、やさしい感じにまとめられます。

綿帽子も角隠しも使用しない場合は、髪飾りなどと色味を合わせると、おしゃれ感がでるでしょう。

白無垢は差し色をいれると個性が表現できる!おしゃれや個性を楽しもう



白無垢は白一色でつまらない、他の人と一緒で個性が出せないと悩むかもしれませんが、差し色を上手に使うことでおしゃれも個性も楽しめます。色の持つ力やイメージをうまく差し色に使えば、色打掛とは違った華やかさが演出できます。

刺繍などが施された豪華な白無垢もあるので、組み合わせ次第で印象が大きく変わります。小物を上手に使って差し色を楽しみ、白無垢でも自分らしく着こなしてみましょう。

ザ・キモノショップでは、白無垢も小物も豊富に取り揃えております。スタイリストによるコーディネートのアドバイスも行っているので、こだわりや理想通りの着こなしを楽しんでいただけます。ぜひお気軽にご来店ください。